社員インタビュー

インタビュー 1

ポートフォリオマネージャー
(入社3年目)
中尾 隆彦 (なかお たかひこ)
前職:バイサイドアナリスト
趣味:娘と遊ぶこと

中尾さんは、いわゆるバイサイドで15年以上に亘る長いキャリアをお持ちですね。ハヤテ入社のきっかけや何に惹かれたのか教えて下さい。

私は、過去に日本株、欧州株、米国株、アジア株と数年ごとに幅広い市場を担当してきました。 アナリストもファンド・マネージャーも経験し、ファンドスタイルとしても、中小型成長株、バリュー、ESG、スマートベータなど様々なスタイルを経験しました。

そのような経験を経て、これからの自分のキャリアを考え、株式運用の中で自分の専門性を明確にしたいと思っていました。 自分にとって一番やりがいがあり、付加価値が出せるのは、実地取材に基づく日本の中小・新興企業投資なので、そこにこれからのキャリアを賭けようと決めました。

中小・新興企業投資に強い運用会社はいくつかありますが、その中でも、ハヤテはファンド大賞の受賞歴などを認識しており、その投資哲学や手法は気にしていました。 そうしていたところ日経新聞によるハヤテの特集記事を目にして、中小型株式投資におけるファンダメンタルズ調査への徹底的なこだわりに触れてみたいと意を決して直接応募しました。

面談の中で、株式投資の多様性への理解の深さを感じました。 短期の投資も、長期の企業価値分析に基づく投資も受け入れ、ロングもショートも可能であり、固定観念に囚われない株式投資に対する柔軟な姿勢に魅力を感じ、入社を決めました。
現在の業務内容を教えて下さい。

現在は、入社当時からさらに業態が進化し、大きく3つの業務を担当しています。

一つ目は、従来通りの中小型株式の調査、運用および助言です。 ハヤテは2005年の設立以来、一貫してボトムアップによる企業調査を重視しており、今もそれは続いています。 日本には、時価総額1000億円以下の上場会社が約3000社超あり、その中に見落とされた輝ける企業と出会うべく、精力的に調査をしています。

二つ目は、上場企業に対する直接の資金提供によるその成長支援です。 具体的には、私達が期待する企業様や経営者に対して、新株予約権、株式、社債などを我々が引き受けることで資金提供をします。 単に引き受けて終わりではなく、機関投資家として蓄積した企業価値評価の知見、IRの勘どころ、業界全体を俯瞰した事業戦略にかかる議論を共有することで、企業様と同じ船に乗って、市場での評価が高まることを目指しています。 詳しくは上場企業様への資金提供をご覧頂ければと思います。

三つ目は、未上場企業に対する調査および投資による事業支援です。 ハヤテは、2021年の1月に株式会社MS-Japan (東証一部:6539) 様とVCファンドを共同設立し、未上場企業の支援に注力しています。

投資先候補の選定において、バリュエーションの手法はやや異なるものの、ビジネスモデルや強み、弱みの分析、競合比較などは上場企業の調査と同じです。 ここに、過去累計3万社もの上場企業を調査してきたハヤテの蓄積が活かされます。 また、上場・未上場の区分は便宜的なものであり、実際のビジネスや営業の現場ではその垣根がなく競争が繰り広げられています。 その意味において、未上場企業の調査は上場企業投資にも活かされ、その逆も然りです。 投資信託事業とVC事業を社内に両立する機関投資家はあまり例がなく、ハヤテは極めてユニークなアドバンテッジを運用に携わる役職員に与えてくれていると思います。
ずばり、それら業務の醍醐味は何でしょうか?

ハヤテでは、上場企業の調査や投資だけでなく、投資銀行的な仕事、ベンチャー・キャピタリストの仕事など、「エクイティに関する魅力的な全ての仕事に触れることが出来る」ことが他社との違いであり、魅力だと思います。

通常のアセット・マネジメント会社ですと、特定のセクターや特定のファンドを何年も担当することが当たり前です。 一方、ハヤテでは、上場企業について、特定のセクター担当を決めずに幅広く取材することが可能です。 そしてセクターどころか、セカンダリ市場(流通市場)に限らず、プライマリ市場(発行市場)での直接の資金提供もいよいよ行い始めましたので複数の軸での広がりがあります。 それが自身を金融のプロとして、更に一歩成長させてくれます。

実際に、直接の資金提供における実務では、企業CFOとの条件交渉や契約書、届出書作成等が必要で、セカンダリの仕事とは異なるスキルとマインドが必要である分、業務の幅が広がります。 上場企業様相手でも、未上場企業様への投資でも同じことが言えます。

日本では、ここもと年90社前後が上場していますが、上場前のN-2期、N-3期から経営陣と何度もお会いしてディスカッションさせて頂くことは、会社やビジネスモデルの理解の深さにおいて、その上場後にもアドバンテージたり得ます。

ベンチャー企業の皆様にとっても、上場後の世界観を早めに理解しておくことは重要です。 上場前は主にVCと、上場後は主に投資信託の関係者との付き合いとなりますが、無事に上場できればほとんどのケースにおいて上場前よりも遥かに上場後の時間の方が長いからです。 実際に、上場前にハヤテのような機関投資家と交流が出来るのは嬉しいと複数の経営者からフィードバックを頂いており、社会的な意義も感じています。 このようにセカンダリ市場における上場株式運用、プライマリ市場における資金提供を通じた投資、未上場株式市場でのVC投資、と3つの世界を跨いで仕事ができる環境は、日本の金融機関の中で、ハヤテしかないと思います。 その分、ハードワークと効率的な時間の使い方が求められますが、非常にやりがいのある仕事です。

このような業務の在り方からでしょうか、会社風土も極めてオープンで柔軟です。 我々自身が、ベンチャーらしくスピードを持って進められることが魅力だと思います。 また、数多くの経営者と触れるからか、金融という固定観念に囚われず、自分がやりたいという事業は応援する風土があります。 結果として、VC投資という金融事業になったものの、株式会社MS-Japan様との出会いから「何か一緒に事業をしたい」という想いを社内が、先方が、汲んでくれていまのVCが出来ました。

そのような挑戦を重んじる柔軟な風土からか、人材の多様性も魅力です。コンサル出身者、外資系金融出身者、経営者のコーチング出身者、大学の研究者など、様々なプロフェッショナルとすぐ隣で仕事ができる点には非常に刺激を感じます。
中尾さんのハヤテにおける次なる挑戦は何でしょうか?社会課題に対する挑戦とは何でしょうか?

ハヤテの金融事業では、「一人でも多くの迷える投資家と、悩める経営者を無くす」というミッションを掲げています。

私には、2つの社会課題に対する挑戦があります。 一つ目は、「悩める経営者を無くす」というミッションに通じるのですが、「企業様の資金調達に対する、投資家側の垣根を無くすこと」です。 企業様から見て、投資家の世界には二つの断絶があります。 一つは、未上場と上場の断絶、もう一つはプライマリ(発行市場)とセカンダリ(流通市場)の断絶です。

全ての企業様は、上場前も上場後もその区別なく、成長の曲線上を走っておられます。 一方で、その成長を資金提供のかたちで支える投資家は、目まぐるしく変化します。未上場時は、VCが成長資金を投じます。 しかし、上場を機に原則としてEXITし、投資信託などの機関投資家にバトンタッチします。 さらに、上場後に資金調達する際は、機関投資家は直接関与せず、証券会社にバトンが渡されます。

企業様からすると、フェーズごとに投資家が変わることで、経営の評価軸がブレるなど、ネガティブな影響もあるでしょう。 また、上場の目的の一つは株式市場での資金調達であるにも拘らず、投資家がエクイティファイナンスを過度に警戒すると、やりづらくなります。 その課題に対し、上場前、上場後と一気通貫して支える存在となることが、次なる挑戦だと感じています。

このような当たり前のようにこれまで見過ごされてきたことに疑問を持つことが、ハヤテのカルチャーでもあり、企業様と機関投資家の新しい関係性の構築に挑戦したいと思います。

私にとっての二つ目の挑戦は、「迷える投資家を無くす」というミッションに通じ、「低金利環境下で財産形成するための、頼れる運用会社になる」ということです。

日本では、年金だけでは老後の生活資金が不十分となりつつあるのは周知の事実であり、社会課題を形成しつつあります。 これを解決しない限り、一部の富裕層を除いて、大多数の日本人の将来不安が消えることはありません。 財産形成への不安が、少子化にも繋がっていると思います。

これを解決できる一つの手段が株式投資です。 私は、証券会社時代に、株式投資で成功して、幸せなリタイアをする方々を間近で見てきました。 リスクはあるものの、夢のある世界であることは、今も変わりません。

しかし、多くの方は本業で多忙であり、株式投資で継続的に成功するのは、簡単ではありません。 従って、「株式運用はあそこに任せればいい」という頼れる存在が日本に必要です。 相場の上昇時も下落時にも上手く対処できる、世界で通用するプロ投資家が、日本にもっと必要です。

現在、ハヤテグループにおいて、個人の皆様向けの投信の設定はありません。 しかし、将来は、一人でも多くの皆様に投資して頂き、10年後、20年後に、子供の大学入学資金にしたり、豊かな老後の生活資金として夫婦の海外旅行費用にそのリターンを充てて頂くなど、日本国民の日常の幸せに貢献したいと思っています。 自分自身を含め、大多数の財産形成に対する不安を取り除きたい。それが、私の長期的な挑戦です。
そのような挑戦を通じて夢を実現するために、どのような人と働きたいと考えていますか?

いま求めているのは、注力している直接金融の仕事に情熱を持って取り組める方です。 バックグラウンドとして、「証券会社や金融機関で割当増資の実務経験がある方」、「法人営業などで上場企業の経営陣とのコミュニケーションがとれる方」などを想定しています。 機関投資家サイドにいながら、企業の財務戦略に携われるのは、ハヤテくらいだと思います。

また、日本株アナリスト、ファンド・マネージャーで経験を積んで、自分の勝ちパターンを言語化できる方も求めています。 未経験でもいいので、運用者としての道を歩みながら、直接金融により企業支援に興味があれば尚ベターです。

ベンチャー・キャピタリストとしてのプロの方ともお仕事をご一緒したいと思っています。 能動的に有望なベンチャー企業を発掘するのは勿論ですが、上場企業様にアプローチして、自ら新しいVC設立や共同事業の提案まで挑戦したい方が望ましいです。 ハヤテでは、せっかく未上場・上場の壁を壊すことができるチャンスが与えられますので、そのようなアドバンテージを理解頂ける方がいると嬉しく思います。

ハヤテは更なる成長を目指すベンチャー企業に過ぎません。 人材も、リソースも足りません。1人で何役もこなす、マルチ・マインドが望まれます。その分、今まで以上に様々な経験を積めることは間違いないです。 また、カルチャーとして、全ての業務に対して、日々改善を求められます。 業務をマニュアル化し、チェックリストを作り、ミスを減らすよう仕組み化に取り組んでいます。 全員が毎日日報を記載して業務で気づいた事などを共有しています。 時にはスピードを重視して夜間や土日に対応が必要なこともあります。

これらのカルチャーに対応する柔軟性を持っている、高い志を持った方と、ぜひ一緒に働きたいです。 伝統的な運用会社に対して頂くレッテルを打ち破るのがハヤテの挑戦であり、存在意義です。
【上司からの一言】

中尾さんは、企業投資の持つ醍醐味やワクワク感を追いかけ続ける情熱をもっておられます。 一方で、それはそれは地味な調査が毎日続くわけですが、それをやり切る覚悟も持ち合わせておられます。 また新しい事業展開についても「企業のためになるなら」と積極的で、たこつぼ型の運用さえできればよい、リターンさえ出ればよいという視野狭窄がないプロです。 我々はそんな中尾さんと一緒に仕事が出来て嬉しいです。

ハヤテ・テニス・カップでは、テニスの腕前を披露してもらえるのを楽しみにしています!